「気づけばプロ並みPHP改訂版」を読んだ

こちらの本をハンズオンで進めて読破しました。
かかった時間はだいたい10時間程度。
なぜ読んだか
業務でLaravelをすこし触ったことはあるけど、HTMLと混在する素のPHPで何か書いたことがなかったので勉強になるかなと思って挑戦しました。
環境構築
書籍では XAMPPをインストールして進める手順が紹介されていましたが、XAMPPを入れたくなかったので、Dockerでほぼ同様の環境を新しめのバージョンにして構築しました。
- PHP7.4.8(Apacheモジュール)
- MySQL8.4.5
- phpMyAdmin5.2.2
感想
素のPHPで、HTMLの中にPHPの変数を埋め込む処理などは大変読みづらく、辛い体験でした。
Vueや、同じPHPでもLaravelのbladeテンプレートはよくできてるなとありがたみを感じました。
また、本の中で数量を表す変数名やテーブルのカラム名が kazu、suryo、quantityと、統一されていないなど大変ストレスを感じる命名規則(そもそも規則がない?)になっていました。
このことは、本を読み進める上でかなり苦痛でしたが、そういうコードの現場も世の中にはあるかもしれないなと、勉強だと思って進めました。
書籍の内容としては、初心者向けで物足りなさがありました。
また、関数をほぼ使わない内容でDB接続処理のような重複するコードが複数の箇所に登場するのでコピペで貼り付けるなど、写経+コピペ祭りとなっていました。
他にも、テーブル設計でデフォルト値にcurrent timeの設定が必要なカラムに指示がなかったり、null許可の指示がなかったりのエラーが書籍通り進めていると発生しました。
自分で例外をvar_dump()して内容を確認して解決するなどの機転が利かないと最後まで進められないものとなっている為、初心者向けの内容だけど本当に初心者だと一人で解決できずに詰む可能性が高い本です。
ただ、著者のコメントにもありましたが初心者向けの研修の教科書としては良さそうにも思いました(命名規則は良くないですが)。
トラブルシューティングできるレベルの人が付いて初心者がこの本を進めるなら、得られるものもあるかなと思いました。